れきs・・・ 3

つまり、パラレルで再生するということになるわけだ。
定位の出し方からヴォイシングの全てを出す必要もある。
4個のスピーカーの定位の出し方はちょっと特殊なのだが、一組ずつ定位を出せばとりあえずOK。
細かく云うと微妙に違うのだが、リバーブというのはそういう微妙なズレに付け込む効果である。
あまり厳密である必要はないのだが、メインスピーカーとサブスピーカーの音色が全く違うようでは
ちょっとややこしいことになるので、ある程度似せるヴォイシング技術があることが前提の話になってくる。
ヴォイシングが出来ない場合は、全く同じスピーカーを二組持つか、同じメーカーの小型機種を買うと良いだろう。
イコライザーが在り、ヴォイシング技術があるということはそういう金が掛からないのがメリットなので、
会得してみるのも悪くはないだろう。トリノフオーディオなどのデジタルイコライザーなら手っ取り早いが、
あれは一組100万の代物なので、(この場合だと二組要る)アナログのヴォイシングを会得できれば、
オーディオマニアとして一つの到達点と言える。で、そこに残響を加えたいというのだから、
今書き記している内容はRPGのラスボスを倒してからの二週目の話になるわけだ。


ロッサ氏とて厳密に言えば我が兄弟子にあたるお方である。
一通りのヴォイシング技術をマスターしているし、それは当然私より巧いと評判な人物である。
そんな人間がどうしても邪道に手を出さねば残響感を得られないというのだ。
「ルームチューニングで出せる残響感の限界を感じた」
と云うわけだ。あんまり参考にならないだろうが、こういう方法で残響感を得る事は出来る。という話だった。