その資質について

やはり、と思ってしまう辺り私は凡人なのだろう。絶望的な差がある事実にたいして
綺麗事だけで埋める事は不可能だ。なら問われる設問の選択肢は限られてくる。
辞めるって云うのも悪い選択肢ではないな。強がりや見栄だけで難しい道を歩むのは
長期的に見て全く生産性のない道なのだ。最終的に残るのは極められなかった自分であって
その時点まで歩を進めてしまったら最後だ。
「それでも音楽が残る」
確かに音楽は辞める時もあるのだろうけれども、その音楽に対して一切の価値を見出せないのであれば
何もないのと同義であって、その道は当人にとってはやはり幸福なものではないだろう。


だが、強がりや見栄以外に理由を発見して難しい道を歩き出すのであれば、少しだけ話は変わってくる。
しかしながら、絶対的な格差という背けられない現実を勘案するに、その可能性も限りなく低いと言わざるを得ない。


自分のことを頭がいい人間だとは思わないし、そんなことを言って回るだけの度胸もないが、
脳無しじゃないことだけは確かだ。金を掛ければ満足をするだけの馬鹿じゃないらしいという事は
どうやら自分が一番理解しているらしい。

その資質について 2

多分、一部の天才からすると私のこの独白なんて云うのは
「なんでそんなネガティブなこと考えてんの?」
くらいのものなのだろう。で、師匠辺りからはこう言われる。
「そんなに思いつめるなら辞めちまえ」



そういうわけじゃないけど、そういう台詞を無視するだけのガッツがねえんだ!!