福井県勝山市へ


といってもたかが隣の県なので大きな話にはならない。がしかし。
片道3時間(正確には2時間54分)の道のりは決して短いものではない。少なくとも当事者の間では・・・


と、言うわけで弁当持参で勝山にあります県立恐竜館へのツーリングが決定したのだった。
企画立案者であるロッサ氏はテンションが凄く高かった。楽しみでしょうがなかった、と言うのが彼の弁である。
作戦要綱を練る立場にあった私の憂鬱なんかはもう全く届いていない・・・
前もって明言しておくと私は嫌ではなかった。それ以上に憂鬱だっただけで。
(常識的に考えて嫌なら行かないと思う。片道三時間かけて)


やはり一番の問題はお手洗いとかの話になるだろう。だが、それは意外となんとかなかった。(ノグソも覚悟していたのだ)
以外にも山の中に便所があったりするものなのだ。清潔であるとは言いがたい気もするが、
そんなの瑣末な問題に過ぎない・・・今後多方面にツーリングすることになるだろうから、福井県が金持ちな県だからとかじゃねえことを祈る。


あと凄く寒いことが解った。平野部なんかの比較にならないほど寒い。しかも空冷されているわけだから尚更寒い。
生来の寒がりであるところの私には非常にキツイ走行になった。一応ウィンドブレイカーを忍ばせていったのだが、
これがなければ途中で引き返した事間違いない。防寒性については適度に理解をしていたつもりではあったのだが、
そこはまだまだビギナと言うだけのことだった。これは教訓にしておく。


初期投資として買った物資の一つにバイク用インカムがある。
こいつが非常に有用で、雑談を繰り広げながらの走行というのはあまり時間の経過を感じないのだ。
体感的には東京に新幹線で行くより遥かにましだった。これは思わぬ誤算の一つだ。
ちょっと高いしヘルメットへの取り付けが面倒だったのだが、これは退屈を紛らわすいいものだ。水曜どうでしょう感がぱない。



総括するとやはり、初めてと言うこともありたどたどしいが、机上の空論では決して解らない実戦データを収集したわけで、
それはこれからのバイクに関する知識として還元されるわけだ。つまり案ずるよりなんとやら。
次はいったいどこに行くのか、見当も付かないのだけれど、私も少しは楽しみに待ってみてもいいのかもしれない。