溜めてはいけないモヤモヤ

焦燥感に満たされて部屋の中の空気が悪い。
逸る気持ちを抑えることが難しい。急いだって、何も言い事はないのは解っている。
それでも思ってしまったこの憧憬は、どうにもならない。
そんなことを口にしようものなら、一刀の元に切り捨てられるだろう。
でも、理屈じゃないモヤモヤが心の中を支配していて、その大元を解消することは出来ないのだ。
音楽は競わない。比べない。羨まない。妬まない。蔑まない。
自分を律する全ての理が歪んで捩れて粉砕される。降り積もって靄となる。


こんな心持じゃあ今晩の音楽は多分腐ってるだろう。
自らに至らぬ点が多すぎることはわかっているし、それを棚に上げてどうこうと言うつもりはない。
でも煮えきれないなにかが、もう燻っているのです。