暇な一日

単純に休みになっただけであって、「この一日は直ったCDプレイヤーを機に音を弄る」と決めていたのだ。
だから遊び呆けているわけではない。スピーカー製作が現時点で遊びにしかなって無いとしてもだ。


そして本日の調整は大失敗に終わったのである丸


いや・・・最後まで悩んだのだよ・・・「この現時点での音を無に帰しても良いか?」と・・・
今に思えばその選択の時点で急いていたと、振り返らざるを得ない。急いで良い物が出来た試しが無い。
今回の改善点は、「低音の増量と女性ボーカルのサ行の耳障りを良くするもの。」
前者はロッサ氏の音や、現在製作中のF-01を聴いての印象を還元したかったと言うもの。
後者はLHH 300の長所であった滑らかな女性ボーカルの表現を再現したかったもの。である。


低音の増量と云うのは兎も角として、後者はスピーカーのアッテネータでどうこうできるものではないのではないかと思い至った。
CDに入ってる情報をDACまでに調理してアンプに提供しているわけで、多分特定の音域帯に干渉すると云った大味な手法では私のやりたい範囲の調整が出来ない。
サ行が詰まるのは恐らくドライバーが原因なのだろうと思って、ドライバーのアッテネータを弄るとまあボーカルが遠くなること。
と云うかドライバー(の音域だけ)が遠い。本末転倒である。



この辺りで、「無い頭を使って理詰めをしても碌なものにならないんじゃねーか」と気がついた。(黒歴史の如く時々思い出す)
と云うかCDに入っている情報なんだから、CDプレイヤーの方向性を踏襲した上で、音になって出てくるのは必然である。
逆に、録音されているはずのノイズが聴こえない等の事態が起きたほうが問題である。原点を歪めて楽しむのはあまりに独善的であると思う。



と云うわけで今回の調整はやりたいことはやらずに適当に端折りつつ、
「また何か機会があったときに考える」と云う先延ばしの延命処置を施したのであった。
とは云うものの、何かやってみる姿勢は保って、なんだかよくわからないことを散々やり倒すことに相成った。


延命しつつチャレンジをする姿勢を今後の方向性の一つに加えたい。