ツィーターを探せ!

なんか、赤枠で囲んだ部分から音が出てないらしい、という旨をロッサ氏が呟いてから、
随分と面倒な仕事が降りかかってきた。ずばり!ツィーターを入手せよ!!




まあ、自分で分解したわけじゃないんですけど。ってことを前置きにしておいてくださいね?


XRT20と22はツィーターは兼用である。いや、細部は違うらしいが、「どこが違うのかそれぞれのユニットを眺めても判らなかった」
というのはロッサ氏の談である。まあ、基本的なことは同一のユニットらしいのだ。
で、20と22は何が違うって、ネットワークが違うらしい。師匠曰く、
「22のほうが複雑なネットワーク回路を持っていて、その分20はシンプルな音がする」と云うことだった。
私は聴き比べたこともないのだが、「ネットワークが単純ならそれに越したことはねえな」なんて思うのだった。
実際、20の配線は非常に簡潔なものになっていた。キャビネットから線が伸び、それぞれプラスとマイナスに振り分けるだけのものだった。
「あ、そのくらい単純なのかコイツは」なんて思っていたのが間違いだったことが後々わかることとなった。


時に、XRTのツィーターコラムというのはどのようなネットワークが配されているのだろうか?
20の場合22コ(真ん中で割れて11-11になるはず)22の場合23コを同調させるというちょっとよくわからないシステムだ。
噂によれば、22は5個一組くらいのシステムになっているらしい。あっちは上下で分離しないので頭からケツまでそのようなネットワークが入っているのだろう。・・・三個余らない?
それに比べて20の上下に分れる部分の配線は三本の線をコネクターで合わせるというものだった。赤、黒、アースか?と思っていたのだがどうやら違うようだ。
だって写真赤枠の部分から丸々音が出てないらしいのだ。耳を近づけて判断した限り、5コ応答がないらしい。


あれ?20のネットワークって単純なんじゃなかったっけ?三本の線しか伸びてないのに上半分の五個だけ死ぬって、そんなわけないだろう・・・?
と、この段まで来てようやくちょっとわかりました。これ、上下で別れる部分に何かしらのネットワークを仕込んであるんだな、と。まあ推測ですけど。
でも、そうでもしないと一区画だけ死ぬ理由が説明つかない。逆に、ネットワークが、ネットワークすらも分離しているのだと、
5個いっぺんに死んだというのも納得できる。あぁ、裏のネジを開いてみたい・・・




というところまでが推測でした。で、師匠が分解してツィーターの死亡数が判明しました。僕は立ち会えなかったのですが、
やっぱり一個死んでたらしい。残りの四つは通電はするらしいです。ネットワークについては今度ロッサ氏に聴いてみますが、もしかしたら実物を見れるかもしれませんね。




で、話は最初に戻ります。ツィーターの調達ですね。あんまり名声を得られるわけでもないのに駆り出されている始末です。
スタンド製作も乗り気がしなかった。だって暑いし疲れるし。でもパソコンの作業はもっと厭だ!
"持てる技能を生かして"と云えば聞こえはいいが、何と云うか、それまでである。南無三・・・