カンセイ

ようやく写真を撮ったので一応書き留めておこうと思った。



この天山に点数を付けるなら70点くらいになるだろうか?採点基準がちょっと甘いかもしれない。
教訓は主に二つ。どちらも苦手としているクリアパーツに関するもので、
一つはコンパウンドのカスは完全に取り除くこと。塗装で誤魔化そうとしても上手く行かないので大した手間ではないのだから
ちゃんと洗浄という工程を踏まなければならない。これ絶対。
二つ目は、もっと色々と考えてクリアパーツを接着することだ。
そりゃあ基本のキの字であるが、「クリアパーツ嫌いだから飛行機は作りません」
っていう御題目を掲げていた当時の私からすれば未知の領域の話である。が、流石に懲りたね。
問題を徹底的に叩き出してやれば基礎のソの字くらいまでには到達できるだろう。今後はそうする予定である。



副題としてはリベット打ちが功績の一つではあるものの、今一つぱっとしない辺りに落ち着かせてしまった。
もうちょい濃くしたいが、あまり濃すぎても美味くない微妙な塩梅がある。これは打ち続けて結果を上手くコントロールするしかない。
が、リベット打ちは特に苦ではないので伸びしろが大きいと思っている。
苦手な張り線も頑張ってみたんだが、割かし上手く行っていると自画自賛したい。
ただ、垂直尾翼から伸びる部分をもうちょっと考えて、それっぽく作らないといけないかな。少し工夫すればいいだけだ。
因みにこれは伸ばしランナーで細いものを作って張ってある。金が掛からなくて宜しい。




とりあえず今出来る事の全てを注ぎ込んだ作品になったので、問題点などが洗い出されてすっきりしている。
明らかに劣っている点がザクザク出てきているのでとても悔しい。これを全て解消すれば、また一段階登れると思う。
自画自賛したい部分を箇条書きにしておくと、
翼端灯のクリアパーツ、主脚あれこれ、25番が良い線行ってること、フラップ、塗装全体と云ったところか。
因みに黄橙色は薄すぎたと反省しているものの、"微妙に剥がした"その微妙さが悪くないかなと愚考している。
艦攻の、のっぺりしたイメージがあるものの、新型機とか大戦中盤以降の飛行機だとかいう点で鋭さを表現したかった。
その点が少しだけ折り合いの悪いところに着地してしまったかなと、思ってしまうが、まあそんなに悪い物ではない。


軽く挨拶みたいな製作であったと回顧しているので、ここまでイイ線出るとは思わなかったのである。
「ちょっと真面目に飛行機作ってみるか」となっている。
この模型はどのくらい楽しめたか?という採点基準だと100点満点だと思う。それが一番の収穫だった。