シサクのシサク


5時間ほどの時間をかけてデカールを貼っていった。面積の広い黒などは塗装したのだが、およそ100枚くらいだろう。
一枚三分ってところだな。それを見ていたロッサ氏が「デカールを貼るときに緊張しないのか?」と言うのだから面白い。
私も、出来る事なら緊張したい。正確に云うと昔はしていたのだが、こんなもんはクラッチを握る感じで霧散するのだ。
こうして特別なことと言うのは無くなっていくだけの話だ。


が、今回は特別なことを織り込んでいった模型になっている。
例えば、機体の黒い部分を鏡面に近い塗装にしてやろうと企てて、実行に移している。
何年前のものか分からないがレベリングシンナーがあったので、適当なプラ板でテストしつつ塗装。
セオリーに従って3回ほどに分けて層を作っていく。まさか出戻りした自分の模型人生のなかでレベリングシンナーを使うことがあるとは思わなかった。
漠然と、ミリタリーしか作らないので要らないだろうと思っていた。
昔はよくわからなかった「垂れる一歩手前まで」と言うのが概ねわかっていることに驚いている。
「なんだよ垂れる一歩手前って!?垂れるもんは垂れるじゃねーか」と嘆いたのを思い出すなぁ・・・。


そして、もう一つは撮影方法についてだ。この写真はまあまあよく撮れていると思う。
家にあった照明器具を駆使し撮影してみたのだが、「レフ板を二枚当てたいのだが、その場合シャッターを切れないので10秒タイマーで」
と言うまどろっこしい方法以外は把握出来た。これなら背景に布を買うだけで十分にいける。
今度近所の"最早たたむ寸前の"布屋に行って適当なものを探してこよう。その分安いので文句はない。