それが戦い

話せば長くなる。
三行でまとめるなら


それが
奴の
戦い



ロッサ氏が新しいスピーカーを買うらしい。話だけは数ヶ月前から聞いていたので真新しさは無いのだが
まさか本当に買う段取りになっているとは知らなかった。そしてそれを聞いてもまだいつ買えるか解らないらしい。
そのスピーカーの型式名はXRT22と云う。なんだか聞き覚えが無い人も多いだろうそのスピーカーは、
ある一派では並みのスピーカーではない何かとして常に最上位に君臨し続ける(捏造)と言う、不思議な代物である。
偶々ある一派に所属することに相成なった私が云うのだから間違いない。このスピーカーを手に入れることは私には無理だと思う。
欲しいか否かを問われても困惑するしかない逸品。それを買おうと言うのだから見ていて肝が冷える思いである。


このスピーカーの特徴はなんと言ってもツイーターが片側23個も搭載されていると言う点だ。
そのシステムの実現の為に低音部と高音部を完全に分離させた構造となっている。
画像検索にてその姿を見れば解るだろうが、やたら背の高い物にはツイーター詰まってる。
帯状に詰まっていて、そのシステムをラインアレイと云う。
そんなことはどうでもいいのだが、片側23個と言うのがとてもしんどい。壊れたときにしんどい。
五区画くらいで分かれていて全てが一発で壊れることは無いらしい。


そんなスピーカーをどうやって使うのか、どうやって維持するのかを考えた結果、
このツイーターの予備を大量にストックする。と言う荒業で解決しようとしたのが、この戦いの根幹である。
いや、正直どうかと思うよ?これ一個にしてもそれなりの値段になるし、
そもそもそんなもの、手に入ったんだこれが。大体の悲劇は手に入ってしまうあたりだろう。
そして奴は私に「とりあえず買っといて」と購入を依頼し、私は買う段取りをしておいたのだが。



話の締めとしては
「これは使わない(壊さない)のが一番幸せだね」
と言う非常に渋いオチである。これ話が上手くまとめられない。
話の展開に私がついていけていないので無理も無い。