真空管アンプの手入れ

私は真空管アンプを愛用しております。
真空管の敵は熱と振動、重要なほうは熱なのですが
普通にキャビネットに収めてたら部品が傷むってものでして。




と言うわけでこんな感じでキャビネットから引っ張り出して、且つサーキュレータで空冷しております。
サーキュレータ無しでは上面のパンチングメタルがかなり熱くなります。まあそれはそれでも大丈夫だと思いますが。
放熱性を高める真鍮製のネットを被せてあるので、もしこれをキャビネットに押し込んだ場合は2割り増しで熱いです。
まあ、私としてもキャビネットに入ってくれればカッコイイのでそうしたいのは山々なのですが
大切にこの機材を扱うとなると、致し方なしといった具合でしょうか・・・


さて、キャビネットから出したら発生する問題と言えば埃対策ですね。
一年間くらいほったらかしだったのですが、やはり目に見えて埃が蔓延ってるのが解るくらいになると
流石に怖いものがあります。なにせ真空管と言う奴は無音時消費電力が大きいですから。



表は、あんまり大したことないように見えますが、風の当たる真空管の周囲が怪しい。
あと電源スイッチの裏側のコードの辺りによく付着しますね。
真空管を一旦外して埃を払います。主に缶で売ってるブロワーを使っていたのですが途中で球切れ
と言うわけでカメラに使う手動のブローで払います。
真空管はシャッフルすると音が変わるので留意しつつ作業します。



裏・・・ヤバヒ・・・。
まあね、薄々は危惧していたのですがね。何も起きなくて本当に良かった・・・
この辺りからガスが切れて手動でやってます。


こんな感じで終了です。よく考えていなかったのですがちゃんと鳴るよな?とちょっとドキドキしました。
ちゃんと音が出るのを確認した後にラジエーターネットの清掃に取り掛かります。

基本的にサーキュレーターに近い物が埃が多いですね。距離があると大した問題は無いです。
が、やはりコレ熱いですから埃が付着しているとまずいと思われるので丁寧にブローしたりガムテ使ったりしてます。




そして終局。
使ってる奴が言うと自慢話にしかならないかもしれんが、真空管はイケメンですな。
なんだかんだで大きい球、特にKT88とかになると無言の圧力がありますが、
実際に使うとなるとEL34でも誇らしい何かを感じます。いつかヴィンテージ球を使ってみたい・・・