修理をしよう

物置の片づけをしていたら古いCDプレイヤーが出てきた。KENNUOODの、ハイエンドコンポの品だ。
これのイコライザーも出てきたけど、これは廃棄だな。上手く使えないものかとやってみたこともあったが、
繊細なニュアンスが全く操作できないという代物だった。かませるだけで音が退化したよ!!


以下、修理方法を指導する内容ではありません。ネジ一本緩めることすら自己責任でどうぞ!




KENNUOODのDP-7Jと云うモデルです。懐かしい。
定価いくらくらいなんだろうか?当時はちょっとリッチな逸品だったはず。


故障内容は、トレイ開閉不可&読み込まないです。邪魔くせ。
とりあえず写真のように空けてみます。中は存外と綺麗でした。
CDのトレイが収まって、CDを抑える部品が干渉してトレイが出てこないらしいです。
グリスを塗ってみます。馴染ませてみてから考えよう。
あ、でも無計画にグリスの塗布はだめかもしれない。あれってプラ侵すんじゃなかったか?
塗った後に気付いたので時すでに遅しでした。構造がよくわからないので取り外せないのだった。
トレイ開閉はこれでいいことにします。CDをつっこんでみよう!


読み込まないのはどうしたものか。回転数が規定値に達してないのか?
とりあえず油さしてみます。するとどうだろう。回転すらしなくなったではないか・・・。
あくせくしてみるとなんとか動くようになりました。ちな原因不明。
ここに来てピックアップをまともに観察しました。あんまり汚れては無いけど綿棒でレンズを清掃。
ついでに周囲も観察します。トレイ開閉したりした時にどういう動きをするのか一通り確認します。


推論。これはピックアップの出力の調整で直るのではないか。
多分この横の半固定抵抗だよな。ドライバーを突っ込んで回します。
よくわからないので開けるだけ開いてみると(ボリュームと同じ方向だと思った)読み込みませんでした。
ちょこちょこ弄りながらCDの出し入れを続けると、ある一定のポイントが読み込むことが判明。多すぎても少なすぎてもダメらしい。
可能な限り出力は抑えたほうが部品の負荷は低いはず!と云う事で適当に当たりを付けて修理完了!


ガワを装着してPCの音を拾うアンプにつないでみようとセッティングしてみたところ問題発生。
おまえ・・・RCAケーブル差すところどこ・・・?
無い。無かった。デジタルアウトプットがあるだけだった。
・・・これ、CDトランスポートになるんじゃないかな?


どうやらそうらしい。これ以外に出力できねえんだもの。つまり、このセットのアンプと同時に使用するしかないということか。
しょうがないので就寝時に使用するサブサブ機につなぎました。ケーブルはちゃんと保管してあった。
この場所で使うとなると、邪道になるがアンプから電源を引こう。繊細な表現とか求める場所じゃないので、
使ってて不自然な点でも出てこない限りこれで行こう。試しに音楽をかけてみようとトレイ開閉ボタンを押すと出ない。
これはこういう仕様なんだな!ガワのネジを一部閉めないでおいて、いつでも引っ張り出せるようにしておきました。これにて完了。


暇なのでもう一個行きます。



Pioneer CLD-100と云うモデルです。レーザーディスクですね。
以前発見したときに通電確認して、トレイを出してみると埃がものすごいことになっていました。
拭ってCDを入れてみたのですが読み込まない。そのまま放置してあった。


とりあえずガワの取り外し。ヤニで汚いのでクレンザーで磨きます。エアコンの温風があたる部分において放置しておきます。
ではナカですね。埃が凄いので掃除機で吸いながら処理。電気を通してガチャガチャ動かしながら様子をみます。
システムが凄く複雑です。ガチャガチャ動くそれはかなり精緻な印象を受けました。機械関係が壊れてないのが救いだ。
これはぱっと見ただけで原因に心当たりがあります。ピックアップのレンズがけっこう汚れている。
アルコールで磨きます。零しちゃって部屋が臭いみるみる輝きをとりもどすレンズ。
CD挿入すると問題無し!なんかボタンの接点があまい気がするけどスルーします。


PCアンプに使ってるA-D3の下にセッティングします。・・・右側の音が出ない!
はい、配線を確認しましょうねー。-の線が抜けてました。配線し直して確認。


なんとなくノイジーな気がするけど、結構パリっとしてていい音がする
ノイジーな部分ってのは明らかなんです。回転させるモーターに問題があるのか知らんが、
再生中に高音のノイズが機械から出ます。周波数が高い音です。これさえなければ言うことはなかった・・・。
いや、もしかしたらただの耳鳴りのような・・・違うよな。気のせいじゃない。まああまり頻繁に使う事もないだろうし・・・。
そういえば、もしかしたらガワを開閉した際についてた劣化したスポンジが音を吸っていたのかもしれない。
今度開けることがあったら吸音材でも詰めてみよう。以上、暇つぶし修理でした。