粋でいなせなセブンウェイスピーカーの考察

フルレンジコラムを有効に活用する方法について考えていると、天啓的な閃きがあったのでまとめておこうと思う。
私の天啓ってのは大概風呂で降りてくるということを知ったロッサ氏の爆笑が忘れられない。



まず、6ウェイの現状についての感想だ。現状で良くない点と言えば、
「ミッドバスが上手く機能しているのかよくわからない」
と、この一点に尽きると思う。想定通りの動作はしているものの、これが限界点ではないのは明らかだ。
私が強く心に留め置いている音として、4343にミッドバスを付与したものが残っている。
4343のみである程度満足するまでセッティングを煮詰めたところで、ほんの少量のボリュームをミッドバスにやると、
なんとも言えない柔らかい音色になる。これがなぜだか心地が良くて、「この方向性で今後も伸ばして行きたい」
なんて思ったのだが、ウーファーを入れるとなぜかこの音にならない。多分ぎりぎりのセッティングが出しにくくなるからだと
推測しているのだが、修正しても上手く行かんのだ。これも経験不足なのだろうけれども。


で、7ウェイにするならクロスオーバーを300Hzで設定して、2ウェイみたいな音を目指す。
4343+ニコメ2ウェイ+サブミットバスと云うのが私の閃いた式である。
4343のみでセッティングをする。ニコメ+コラムは2ウェイで機能させ、アンプのAチャンネルとBチャンネルを同時出力で
二つのスピーカーを駆動させる。そこに、ミッドバスを別動隊的な感じで付与することによって
やりたいことを全部実現させる計画だ。これをするならミッドバスはバイワイヤリングのように配線したいのだが、
残念ながらターミナルは高いのでナシだ。この計画で美味しいのは、
「4343とニコメを完全分離させつつ再生できるので、気分や盤によってスピーカーを変更することが簡単」
という点だ。セッティングは過酷の一言に尽きるだろうけれども。


良い音になるんだろうけれど(少なくとも想定では)、使いこなすのが大変なのはあまり楽しみではないな・・・。