パワーアンプを買おう

ただの事実を可能な限り少ない表現で表すなら、
「私は音楽を何も知らない」
になるだろう。これは謙遜ではなく、本当に事実なのだ。

私は邦楽のロックバンドのコピバンをやっていた程度の知恵で師匠の店の暖簾を潜った。
ロッサ氏の友人であるという一点でその店に連れていかれ、
「あ、おれやっぱ音楽好きだわ」と思った束の間であった。そのまま今に至る。
雑誌などはロッサ氏の部屋に遊びに行った時や、本屋で立ち読み程度で買ったことが無い。
専門用語はある程度理解できるものの偏った知識が多く、ぱっと音を聴いて
「今のこの曲を聴く限り、○○の性能が良いから××っぽく聴こえて△△だね〜」
なんて論じることが一切できない。ターミナルの性能について語れと言われればイケるんだが・・・。


しかし、これはある意味では利点もある。だってわざわざ専門用語使わなきゃ言葉に出来ないとか劣ってるぜ?
専門用語は理解しないといけない場合が多いが、それが比喩になってはいけないのだ。
よってこの項は"パワーアンプを買いたい。だけどよくわからない!"
と云う入門者に毛が生えた程度の人間が読んで理解できるものとする!そんなものを書いた意味があるのかと問われますれば、
「万が一この文章を読んでオーディオ機材を買ってくれる人が居れば、この業界も延命できるかもなあ」
くらいのものなのだ。あとは私の覚え書きか・・・。知識のある人たちや、この機材を使ったことのある人達が読めば
なんと愚かな奴だと嗤われちまうぜ。正し事実無根とはいいがたいのが難点だ・・・。