ラインアレーってなんや

ラインアレーのスピーカーは実に大味な事が売りになる。ユニットの如何を問わず精度を出すことが叶わない。
とても広い部屋(40畳くらい)があれば話は変わってくるだろうが、個人の私室程度では話にならないかもしれない。


ユニットを複数使うというのは歪みが減ると云う途轍もない利点があるのだが、
その利点はユニット単体に一定の電気を送り込んだ場合に測定されるノイズ感などだ。一定に電気を流せなければ意味がない。
一定に電気を流せないとどうなるのか?各ユニットの音量が異なる。それは精度などから来る統一感からは程遠い産物である。
満遍なく電気を流すのは不可能だと私は結論付けた。大手メーカーのなんらかの実験機なら可能かもしれないが、
そいつを市販するとなると桁が二つくらい上がってもおかしくはない。で、そんなものは要らない。要る人が居ないと思う。


そこで、何をしたらこれが生きるかと言えばライブ感のあるCDを再生すること。これに尽きると思われる。
ロッサ氏曰く「オーケストラとか良いと思う」だそうで、それはやはりXRT20を使っている奴の台詞だというわけだ。