あの世の音がするぜ

一昨日、ウーファーとツィーターの発送連絡があり、今日開封の儀を執り行った。
今回のミソは安価であることに全振りしているので財布に優しい。
そのことでロッサ氏と二人で散々値段を下地にした値踏みをしまくっていて、
つまりは安かろう悪かろうの精神で否定しまくっていたのだが
導通確認のためアンプにつないで音を聴くと「あ、これは良い物だ」と熱い手のひら返しがあった。


このV-03号には5000円を超える部品が存在しないという仕様になっている。
この価格は、破格である。過去の悪行からすれば、安かろう悪かろうではなく、
安くて良い物を作ることがなにより肝要なのだ。ということを思い出させるものだ。
ネームバリューなんてつまらないことを言えた義理はなく、
精々でフォステクスを使えば無難だろうという根本的な問題を見直すきっかけとなった。
根本的な問題とは、そう、コストである。


今後、名も知れぬメーカーのユニットの音を聴くことが増えるだろうが、
その最の判断基準は第一に音であることが求められるし、第二にしたって作りになってくるだろう。
…ブランドで見ること減るだろうなぁと思うと感慨深いものもある。