向上心って要ると思う

向上心に関しては概ね二つのパターンに分かれていると思う。
一つは熱意が凄いやつ。もう一つは金が凄いやつ。私は完全に前者である。


これの欠点は技量に見合った機材を使えないことにある。なんせ金がないのだから。
美点としては金が掛かり難いことと、人間性をある程度保てることだろうか?
金を持つ人、熱意と金の両方を持つ人は、個人的な観点から断じてしまえば人間ではない
財力の豊かな人間はかなり高い確率で、人間性が若しくは音楽性が乖離してしまっている。


「私はとても高額な機材を所有しているよ」


くらいしか言えないとすれば、人としても音楽的にもかわいそうな人にしか見えないのだ。
因みに熱い情熱をもつ人間というのは一重に青二才に見える。
基本的に私は見下されるくらいがちょうどいいので、これに関しては問題ない。


問題なのは情熱と財力が同じ方向を向いている人間だ。これは師匠やロッサ氏が当て嵌まる。
師匠は商いとして既に確立しているので問題だとは毛ほども思わないのだが、
やはりここでのウィークポイントはロッサ氏である。奴は概ねアホだ。
盲目的に音楽を愛していると自らを評価している段階で本来は怪しいのだが、
奴はそんな状態を遥かに超越して自らを保っているのだ。で、「マキシマもそうなんだろ?」
という前提で話を進めるのがやべー所だ。
個人的に、私は財力を持つ人間と共同歩調をとることが出来ない。当然だろう金がないのだから。
そんな状態にもかかわらずトランスポート導入計画を進めているアホが私で、
そんな私に特に何も考えずに「もっといい音楽を聴くためにはある程度の出費も当然だよね」と言ってのけるのだ。



私は奴の友人を自称できる程度には親しいのだが、敢えて言わせてもらうならそれはクレイジーだろう。
いや待て、私は解る。この文章を読んでも奴は理解できないのだ。クレイジーで、モンスターだからだ。
「こんなくだらない文章を書いて、さてはマキシマの野郎は金が惜しいのか」となる。ほぼほぼなる。



私は思う。人の身で音楽を楽しみたいものだなと。
そりゃあ、私のオーディオ道もかなり道を踏み外したものだとは自覚している。
自覚しているかしていないかが最も大きなポイントだろう・・・。