イコライザーが完成してから考えたこと

もうイコライザーなんて作りたくない・・・。まっぴらだね!
という気持ちが半分と、「今すぐにでももう一台作りたい。決定版を作れるのは今しかない」
その二つの感情が入り乱れております。が、資金的な問題で後者は排されるのであった。


電池駆動にしたらノイズの全てに打ち勝てるんじゃね?と思った時期もあったのだが、
実際に電池で駆動させてみると特にそういう事もなかったという、夢も希望もないオチだったのでその案は没になりました。
そんな感じでノイズに対してものすごく厳しい見方をせざるをえない、というのが今回爆誕したイコライザーの性能でありました。
使うパワーアンプによって可否が分れるなぁと。個人的に死ぬほど大変な思いをして製作したので、
「あらゆるノイズは一定量以下であれば音楽性に対して影響はしない」
という結論に達し、つまりは別にいいんじゃね?と思える強さを会得したわけだが、
これは本当にわけわからん境地だなあと思います。SNと言う物を根本的に無視して掛かるという圧倒的音楽論。
接点数?そんなものは臆病者の翳す言い訳でしかないのです!


使ってみた感じも悪くない。ハブ的なイコライザーとして設計したので、音の鮮度が保たれているかなと思います。シャキッとしている。
クソ高かったケーブルも、役には立っているのだろうか?いや、最新の音楽論的に言うとあんまり関係ないんじゃね・・?
つまるところ、雰囲気を再現できるならなんでもいいのだ。その役には立つだろうと思われる。
あんまり関係ないのだが、外寸はもっと小さくても良かった気がする。様々な資材の節約になる。特に奥行に関して詰めたらいいと思った。
それに対して基板枚数を増やしたほうが精神衛生上楽だと感じた。減らすのも一興ではあるが、発展性に乏しく、製作も息がつまるという二重苦。
こうやって三週間ほどの期間を思い起こしてみると、絶対にもうやりたくないと思いますね・・・。


最後に、銅箔を張り付ける仕事を快く引き受けていただいたロッサ氏に感謝を。