本気でおもちゃを作りたい

ふと気が付いた。
「ケンウッドのコンポのスピーカーに、壊れる寸前くらいまで煮詰めた音を流し込みたい」
あぁ、今ならロッサ氏が「デノンのコンポのスピーカーを破壊一歩手前まで追い込みたい」
と言っていた気持ちが分かる。当時の私はイコライザーなんて上等な物を所有していなかったので、
言葉の表層しか理解していなかったのだ。


が、今のシステムにケンウッドのスピーカーを組み込むことは出来ない。これ以上部屋を重くしたくないし、
何よりパソコンデスクでコーラルを持ち上げてスタンド替わりに使っているのだ。これは無理だ。
それに、どうせならもっとチープなスピーカーが良い。と云うわけで自作を思いついた。


本気でおもちゃを作りたい。とりあえずコラムに使ったフルレンジを起点に考えよう。
横に二個並べるとして、ウーファーは15センチ程度。インピーダンスは4Ωだ。
それをいかに低価格で実現するかが問題。だがウーファーは総じて高い。
どこの馬の骨とも知れぬ奴ですら微妙に高い。全ての部品を買うとペア一万くらいだろうか?


ところで一万はおもちゃの域か?