○○トーンってあるじゃない?

やべえことに気が付いた。あまりの衝撃に、変な時間に更新しているくらいだ。
とても単純なことだが、誰も教えてくれる人がいなかった。
この感動は、一度聞いてしまえば忘れることのない単純さがあるため書いて留め置こうと思った。





○○トーンとかってあるじゃない?まあマッキントーンかラックストーンぐらいだけど。
××サウンドとかっていうじゃない?これは人の名前が入ることが多い。
この二つって、基本的に分けて考えていたのだが、どうやらそれは誤りに近いものだ、と今さっき思い至った。


この二つはトーンポリシーを表した単語なのだ。
○○と言うメーカーが機材を作る際の音作りを指して、○○トーン
××と言う個人が多様な機材や部屋を調整して、××サウンド
音楽の偏向性を表現しているに過ぎないのだ。つまり合成ができる。
○○だけど××である。○○に見える者には○○であり、××に見えるものは××である。
みたいな表現が、一周回ってアリかもしれないと思った。ウラのウラはオモテ、的な。


「彼の音はマッキントーンだよ。入口から出口までオールマッキンだ。ただしロッササウンドでもある。
彼のような音楽を鳴らしたければマッキントッシュを買えばいい。だけれどロッササウンドを再現するのは難しいだろうね」


多分、トランスポートがどうこうって話じゃねえんだ。
そこがマッキンじゃなくなることによって何かを失うように見えていた私が浅はかだっただけで、
どんなメーカーでも偏向性を自分が好きな方向へ向けることができれば、
○○トーンも××サウンドもどうだっていい世界が待っているんだ。それって最高の贅沢だぜ?




こんなことに気付けなかったなんて・・・いや、正しく認識していなんて情けない限りだ。
こんなにも簡単なことに、三年丸々掛けて漸く至った・・・