二年経ったこのカテゴリーだが

二年前の夏、XRT-20が舞い込んできた。そしてスタンドを製作し、コラムを自立させた。
去年はロッサ氏のオーディオルームの音響調整の施工を行った。飛躍的に改善したその部屋で、
XRT-20は極めてヘヴィーに鳴らされ、今年はついにパワーアンプを交換することになった。
ゲルググは好きか?のコラムで書いた通り苦難の道がロッサ氏を待ち受けるのだが、それは私にはあんまり関係ない。


今回私に関係してくるネタは、XRTのリファインを依頼されたことである。
「年単位の時間を掛けての音響調整に備えて、劣化した部品の全てを取り替えたい」
私が絶句するのは仕方がないだろう・・・。様々な理由で絶句したわけだ。
200万ほどした伝説のスピーカーに手を入れる恐怖とか、
それがとても手の掛かる作業工程だったりとか、本当に様々である。


ターミナルの交換、エッジの張り替え、コラム接続ケーブルの選別、音響用ヒューズの装備などなど。