俺はモデラーだ!!

午前二時半。妙な物音で目が覚める。寝ぼけた思考で昨晩のデカール貼りについて考える。
何か良くない予感がする


寒かったが、とりあえずモノを確認するため布団から這い出て明かりをつける。
「・・・まじか」
たったの三文字で絶望を表現できるなんてすごい、とかそういう事を考えている場合ではなかった。
デカールが歪んでる!見なかったことにして眠り直そうかと思ったけど、ちょっといかんだろこれ


というわけで、デカールの張り直しを行います。と云っても既に5時間は経過しているので
位置の移動は不可能です。完全に剥がして別のマークで行くしかない。
幸い、エレファントは迷彩の強い車両です。迷彩なんてどれも似たようなもんなので、
個人的には心理的抵抗は薄いですね。エレファントの迷彩って本当に似たようなもんです。
とりあえず手持ちにあるタミヤのエレファントからデカールを流用。
ばばーっと貼って寝よう。タミヤデカールは貼りやすいなーと思って作業してたらミス発覚。


エレファントは概ね二種類のツィンメットコーティングがあります。イタリアのほうと東部戦線ですね。
車体上半分のコーティングに差異があるわけです。ちなみにドラゴンの説明図にはそんな親切な解説はありません。
予備知識として持っていたのですが、タミヤの説明図を碌に見ずに
「あ、この迷彩が一番似てるからこのマークで行こう」とか考えた自分がアホだったんです。


ここで私もさんざん悩みました。修正の手間と眠たさとを天秤にかけました。
一度布団に戻ってみるものの、不完全過ぎる模型を許せるのか?と自問していたら全く眠れなかったため、
もう一回デカールを剥がすことを決意。


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653重戦車駆逐大隊 第1中隊所属102号、に落ち着きました。
これ、ドラゴンの塗装図だとダークイエローにダークグリーンのみの迷彩なんですが、
タミヤの塗装図だと三色迷彩でした。ちょい古い模型誌ではドラゴンの作例だったかが出てた気がする。
迷彩の風味はちょいと異なるが、まあそのくらいは良しとしようと思う。そもそも三色迷彩が苦手なので、
塗装図通りに作れないので大差ないし。どうせウェザリング施すし。



まあ、ツィンメットとマーキングの考証がかみ合って万々歳だ。寝よ寝よ。