地獄紹介 −突き板地獄−

売れる品質のスピーカーを!と言うのが暗黙のうちに掲げられた目標でした。
それを達成するためには見栄えの良いものであることが不可欠です。

というわけでスピーカーに突き板を貼ります。化粧板とも言いますね。
強度と加工性を重視して採用したMDFには木目がありません。箱としての性能は申し分ないですが、
これを買おうと言う酔狂な人は居ないだろう・・・
とりあえず現時点では一日目にして6枚の貼り付けを行いました。
ロッサ氏は及び腰。私は至って平常と言う、普段とは違うなにかがありました。勝った気がする。


こんなのはねえ、模型の延長でして。一々おっかなびっくりしてたら失敗します。
それよりも、予想し得る難点を全て把握し、対処をするイメージを確かにしておけば問題はナシだ。
万が一、それで失敗したとしたらそれは我々の能力が足りなかったと言うだけの話だし。


この作業は比較的気軽に出来ます。難易度には言及しませんが、その物の完成度を飛躍的に向上することが可能でしょう。
ただし、私の場合は気楽ではなかった。難しいか難しくないかと言えば難しくは無いが、非常に疲れる・・・


そういえば、これを読んでトライしようとする方はそういないでしょうけど注意点が一つ。
スピーカーに使う木目を選ぶ際は御気を付けを。サブロクのMDFを切り出した感覚でサブロクのMDFを切って貼れるとは限りません。
今回のは失敗しました。スピーカーの木目は側面は縦に。天板や底面は横に奔らせるのが一般的です。