イカれたユニットを紹介するぜ!!

勢い余ってラッカーパテ盛っちゃったレンズはほっといて(乾燥中です)
このスピーカーのユニットを紹介したいと思います。
いやまじポリパテにすりゃよかったよな。でも無いもんなポリパテでも買ってきてでもすべきだったな。うん・・・
お陰で三日三晩は乾燥待ちだわ。その時点で削っても絶対痩せるし。なんなら今から削りなおしてポリパテ盛りなおすって手もあるけどめんどいわ。待つわ。



知っている人は知っている。実に名も轟いた逸品であります。
なんとこの小さいユニットはアルニコ磁石を使用しています。お陰でお値段もご立派。


今回のコンセプトは(設計側の意見)小型高性能、と提唱されています。
この高性能の部分には低音がちゃんと出るって言う意味が多分に含まれます。(寧ろそれしかない)
個人的に性能はどうあれ寸法は小さければ小さいほうが良いと思ったので
密閉型でフルレンジ+ウーファーの無難な設計案をロッサ氏に提示したところにこやかに却下されました。
彼はどうもフルレンジ一発から鳴る音が良いらしい。もはや私の意見を挟む余地なしである。


そこで私は試算しました。私の案だとペアで六万近くもユニット(+ネットワーク)に掛かるらしいと。
小型高性能を謳っていますがこれを売るとしたら話は別です。
小さくまとめたサイズではありますが値段が小さくありません。これだと普通のメーカー物に歯が立たない。
価格に音がついてこないなんて悲しいものを世に出すわけにはいきません。
「出力音圧レベルでフルレンジ部分よりウーファーが勝てば低音出るだろ」計画はここに潰えました。



だったら!私の企画が潰えた以上は何かしら自分でやってて楽しいものを見つけなければならないでしょう?
私の案で片側3万かかるんだからロッサ氏の案で一番面白そうなユニット一発買えばいい。私はそう納得しました。
そして私が個人的に見てみたかったこの贅を尽くしたF120Aが届いたのです。


このユニットは恐ろしいです。完成度が極めて高いのでしょう。
設計から20年以上経過しているらしいが、恐らくマイナーチェンジの一度だって無いらしい、と言うのがもっぱらの噂です。
そんなことよりコイツの定価が恐ろしいです。ペア揃えるだけでちょっと頭が痛くなります。
性能は筆舌には尽くしがたいのですが高すぎます。値段以上の音ですけどね・・・
最早私如きがこのユニットに対して発言するのもおこがましいのでこの辺で切り上げます。
もっと実績のある人たちがこのユニットをリスペクトしています。読むならそちらをお勧めします。