知らない場所を走った。知らない場所に出た

最近なんだか調子が良くない。とくにやる気が出ないと云う風で、バイクに乗る気も今一しない。
だが偶には動かしてやら無いと色んなところにガタが来る。俺自信にもガタが出始めてるぐらいだし。
そんなわけで、ちょこっと転がしてみた。行く先は大きく小松基地を目指して。




でも用事も無く小松まで行くのだりぃっす。と云うわけで、カメラを積んでいるにも関わらず目的地は消失した。
願わくばF-15の遠雷でも聴ければ御の字だったのだけれど、適当に道を折れて田んぼの真ん中をゆるく走行。
金色の稲穂を感じながらとろとろと走っていると、神社を発見。少し面積が広い立派な神社なようで、
いろんな種類の蝉が鳴いていた。神木がどれかはわからないが、大きな木が沢山あって
妙に居心地が良かったので停車しエンジンを切って休憩。特に願い事はなったので頭だけ下げて
ぼんやりと蝉の声に包まれて過ごした。今日は30℃程度だったので日陰は涼しく、
マグナに腰掛けていれば夕方まで物思いに耽っていれるような感じだった。


が、遊具があり小学校低学年くらいの子供が集まるような空間におっさんが一人佇んでいると
それだけでもう事案なので頃合を見計らって適当に退散します。田園の中の田舎の神社とか、それだけで
目を付けられそうなので長居をするつもりはなかったのだが。


しかし、適当に走って辿り着いた場所ほど感慨深い物は無い気がする。
この神社だって、蝉の声が聞こえるうちにもう一度くらい行ってみても良いような。
だけど、来年の今頃にはすっかり忘れてしまうような、中途半端な夏の思い出。