あああぁあああ亜亜亜 2話


レコードに、布石を打つ。の続きである。
待望のレコードが海を越えて我が手元に来た!CDで持ってる盤も買ったので「すげえマジでレコードだよ」なんて思った。
しかし、すぐにレコードプレイヤーを買えるわけではない。そっちの方向にも完璧な手を打ってある。
ロ ッ サ 氏 に 借 り れ ば い い ん だ よ
こうやって書くとものすごく悪いやつ感が出る(少なくとも良い性格してそうだ)が、ロッサ氏は快諾してくれたので良しとしよう。
摩耗する部品であるカートリッジは、私の実費で何か買おう。もし余裕があったらシェルも買おう。
これを置くラックももちろん買うつもりだ。金が無いから来年くらいかな〜・・・なんて思ってたら、今日プレイヤーを携えて彼は来た。


「俺見た知ってる。あれだゼロバランスって奴だ」とか、「水平図る奴だ。水準器だ」と言った、一通りの儀式を終え、
さあいよいよ!の前に、慣らしで何か再生してみようと云うことになって、とりあえず前回と同じビートルズのhelpを掛けてみた<この段階で嫌な予感がお互いしていた
「回転が鈍い・・・ちゃんと、33回転してない・・・」
ZETSU・BOU!
取説のどこをどう読んでもこんなトラブルを回避する術は載っていなくて、「と云うかここまでの不具合だったら普通に修理サービスだわ」
というセリフがどうしてもお互いの口から発することが出来なくて、なんというか泣くしかない状態だった。虚しかった・・・
ロッサ氏曰く「そんなに高価なものではない寧ろ叩き売りしてた。修理するよりハル君プレイヤー買った方がいいよ」と云うことだった。無念過ぎる。
だって、俺このプレイヤーにデノンのMCのカートリッジを装填して使う気満々だったのに・・・3万くらいの針を買う計画立てたのに・・・
今度、街中にあるレコードショップにロッサ氏と連れ立って行って、ショルティのオーケストラ買おうと思ってたのに・・・
「このロッサ氏のマランツのプレイヤーを繋ぎに、いつかは夢のLP12を・・!!」とか夢を見ていたのに・・・


全ては・・・砂上の楼閣・・か・・・