ミッドウーファー

ロッサ氏の反応は良好な物だった。
がっつりと何曲も聴いてもらったわけではない上での印象だったため審査は緩め。
しかし此方も多少の場数を踏んでわかったことだが、ロッサ氏が再生した盤は
相手を殺すレベルの威嚇をするような曲だったためひやりとした。怖かった・・・。
速攻で「低音だぼついてるかな?」とか言ってみたけど(そういう絶妙に再生し難い曲ってのがあるのだ)
もしかしたらこれは墓穴なのかもしれないと、疑いの念が湧いてきた。


そういう絶妙に再生し難い曲をリクエストしておいて、その曲は録音が甘く「そういう絶妙に再現できない」
部分をわざとチラつかせて反応を見る、という何手先を読んでるのかわからん試験があるのかもしれない。
私が「低音が甘いかな?」と云うことは、感覚の多くが低音に向いているという事の表れであり、
その部分に関しては低音しか聴いていないような状態であると報告しているも同義である。


音楽の多くはそんな局所的に問題が発生するものではないと思う。
低音がおかしい場合は高音にもある程度の異常はある場合が多いし、
何処かだけというのはかなり突き詰めた状態でしか起こりえないかとも思う。
つまりは墓穴を掘った可能性がある。まあべつにいいか・・・。



こういうようなことはロッサ氏はあまりしないだろう、とも思ってる。
ロッサ氏なら"正面から真っ二つになるような"鋭い一撃で切り捨てられる。変化球を好まないタイプだと分析している。
因みにこういうのが好きなのは師匠の方だったりする。もし師匠が我が家に来てこんな盤をリクエストしてきたらと思うと・・・