資質について 4

すごい事実に気が付いた。ちょっと概念が覆った。
「おれはジャンクフードみたいな音楽が好きなんだ」


私はこれを無意識にネガティブな意見だと思っていたのだが、さきほど外にでて星空を仰いでみると、
まるで隕石でも食らったかのように面白い考え方が思い浮かんだ。
ジャンクフードみたいな軽い音楽が好きだから、だからなんだ?


それ自体には意味がない。ジャンクフードしか食べないのであれば、音楽性が成立しない。
だから、頻繁に聴いている音楽のすべてがジャンクフードというわけではない。
ちゃんとした音楽もしっかりと聴いているのであれば特に問題はないのかもしれない。


で、あれば資質という観点は崩壊する。音楽が好きか否かに集約する。それなら、なにも悲観することがない。



しかも今回はもう一つ面白いことに気が付いた。
なんでおれはジャンクフードみたいな軽い音楽が好きなんだ?
あまり考えたことのない問いである。が、これは実に面白い返しだと思った。


軽い音楽のリズム感が好きだ。メロディラインが好きだ。歌声が好きだ。
これは、どれも別に軽い音楽に関したことではない。
全く別のジャンルで、同じような共通点のある音楽を発見することができれば、私は一発逆転だ。


一発逆転で、絶望しながら音楽を聴くことがなくなるだろう。
それは、好きな音楽を捜し出せ!と言うことだった。至極簡単な話だった。