二つの法則がある 2

私は、ジャンクフードのような音楽が好きだ。
ローコストで製造されたパンに、明らかに悪い部位の肉を使ったようなパティ。
化学調味料をふんだんに使って、そいつをコーラで流し込む!みたいな音楽を好む。


それを忘れて、「気取った音楽を、さも気取ってない雰囲気で聴く」時って
大抵なにかヤバいことをやらかしてしまっていることが多い。
本末転倒と云うか、本分を忘れてしまっているというか、
いや別にジャンクな音楽だけが私の本分と云うわけでもないのだが、
「安っぽい音楽が好きですよ?でもジャズとかクラシックとかもしっかり鳴らせますよ?」ならいいが、
「ジャズとかクラシックとか好きです。たまに安っぽい音楽も聴きます」とかはヤバい。
コルトレーンで~、ビルエヴァンスに~、カラヤンを~」だと論外である。



どんな時も、誰に対しても、アニソンの良さを語れないようじゃ・・・、と言いたいが、
オーディオ業界でそれは不可能に近いのだ。それに、私の目標として


「どんな音楽に出会っても、常に自分の好きな音楽の糧にする。
最終的に、自分の好きな音楽を高いレベルで再生する」


と云う事で、音楽に触れあっている最中に、何者か(他人の目とか)を気にして、
これまで好きだった音楽を聴かなくなるというのが一番危険。
もうこうなってしまっては音楽をやる意味が無いだろうってレベルでヤバい。


最近、そういうクソみたいな音楽で「あ、買ってもいいぞこれ」って思えるCDが見つからないのがちょっとネックだ。
因みに、最後にそんな感じで買ったCDは、アベマで見てたまりほり版の君に胸キュンだった。