春のジャズ・エッチング祭り!

ジャズって苦手なジャンルの一つだ。シンプルさがない。
スイングという現象があまりに直感的過ぎてついて行けない。
勿論、気が付いたらスイングしているし、それは楽しくもあるのだが、
それぞれに個性が強すぎて、浅い理解ではとてもじゃないが太刀打ちできない。


その点に関してはエッチングも同等の何かがある。
キットより高いアフターパーツなんて存在意義が分からない人間には
永遠に理解されないだろう。存在意義が分かったとしても、
「技術力が不足しているんじゃないか?」と少しでも感じたなら
導入するのに躊躇うのが道理で、「そもそも模型にこんなもん要るか?」
となったら完全にループに入ってしまう、悪魔的代物だ。



この二つには完全な攻略方法がある。しかも同時に可能な技が。
エッチングパーツの切り貼りをしている間ずっとジャズを聴き続ける」


CDの再生が終わるとエッチングパーツを作る手を止め、別のジャズを再生する。
エッチングパーツにのめり込むと音楽なんて聴こえない、なんてことはない。
あちらこちらに気を配り丁寧に製作する。これが肝だ。
音楽が聴こえる程度の集中力を三時間くらい持続させると、わりとすんなり作れる。
で、作り終わったときに「あぁ、ジャズ聴いた」ともなる。一石二鳥!!