3つの敵が居るわけだ

一つは振動。音という存在は振動することに依存しているので、これを制御することが
どの程度重要になってくるかを理解出来ていればそこそこのやり手である。


二つ目は熱だ。これは半分持論なのだが、やっぱり熱い機材って魅力的な音がすると思う。
部屋を閉め切って楽しむ趣味であるという点を考慮しても、快適な室温なりなんなりを用意する必要がある。
この時点で「エアコンとか扇風機でよくね?」と、簡単に考えているようでは
三つ目のノイズと云う敵に隙を見せることになるわけだ。今回はノイズについての小話。



エアコン・扇風機はモーターで動いている。これが良くない。非常に良くない。
ノイズの温床なのである。かと言って動かさずに済む季節というのは限られてくるので、
よほどの猛者でもない限り空調設備は使用することになるだろう。
この手のものに限らず、冷蔵庫やテレビなどもノイズになる、とオーディオという趣味では語られる。
これはマジだ。本当と書いてマジと読む類もので、動作している電化製品は少ない方が良い。
だからと云って音楽を聴くためだけに冷蔵庫のコンセントを抜くほどの猛者もそう居ないだろうが。


そんなキチガイオーディオファンには、ノイズを除去するアイテムが各種ラインナップされている。
有名メーカーが出しているものから、「こんなもんどう考えても(以下略)」というものまで
実に様々なアイテムがこの業界には存在している。これを試す人間は漏れなくキチガイの称号を得られる。
というより上記に書いた三つの敵に対して過剰に反応するともうだめだ。廃人の一丁上がりだ。