豚に真珠という酷い言葉

いきなり人を豚呼ばわりする分、猫に小判より傷つくと思う。
が、敢えて強い口調で謗る場合はこっちがいいだろう。お前は豚だと。


音楽という趣味は非常にアレです。やっぱり、音楽をやってるってだけで得意気になるってもんです。
「ギター弾いてモテたい」と、「有名ブランドのアンプとかスピーカー欲しい」は全く同じ意味のものです。内容も、外観も。
本当に好きなら、なんの見返りもなくやってるって話です。ん?私は違いますよ?
ちやほやされたいがために行動する人間は居るのです。で、大抵は頭が悪くて豚に近いです。
しかしながらそんな豚も二種類に分別が可能です。才能がある豚と才能がない豚ですね。


才能のある豚は案外と当初の目的であるちやほやされることに成功します。多くの見返りを求めない豚は更にいい結果を得るでしょう。
才能のない豚は、ただただ真珠をコレクションするだけの、途方もなく過酷な日々を過ごすことになります。そりゃあ真珠は高価ですから。
苦労して真珠を手に入れても得られる名声はゼロに近い。寧ろ悪名のほうが轟いている。「なんか思ってたのと違う」
残酷なようですが、それは勘違いです。豚は自らの意志で宝飾店に往き、進められるがままに真珠を選んで買っているだけ。
「あの豚はよくも真珠を集めたものだ」と、豚仲間から嗤われるために真珠を集める。最悪のスパイラルです。


一方、才能のある豚というのは、まあ説明が厄介です。ある豚はクレバーに音楽を求め、
またある豚は真珠をギャンブルの種に近い扱いもします。共通しているのは、真珠を何かの道具とみなしている点でしょうか?


それぞれの豚になんの違いがあるか?素人目には真珠を持った豚にしか見えないのに、
一方は生き生きと、一方はげっそりとしている。これは再生音楽の分野では完全に「音楽が好きか機材が好きか」の違いでしかないと断言できる。
音楽の好きな豚は真珠を好きに集めればいい。ただ、ちやほやされたいがために再生音楽に手をだそうとしているなら止めた方が良い。
ガチの豚に真珠な人は、なんつーか「最終的には自〇して終わるんじゃねーの?」というような・・・。



やっぱり、人を豚呼ばわりするのはよくないってことだ。猫に小判でいこう。