うわあ!!が、画像はナシだが!!

昨日ロッサ氏のところで作業しに部屋に入ると、哀れな姿になったツィーターコラムがそこには在った。
ツィーターコラムにネットワークが入っている可能性は、ナシだ。無い。完全にない?そいや上半分は明らかだったが、
ツィーターコラムとキャビネットの接続部分は確認してねえな。次行ったらちゃんと確認してみよう。


・・・だが、無いと思う。つか、こんなシケた配線してあるとは思わなかった。
写真は撮ってきたのだが、こんなもん載せようもんなら「XRTを冒涜した罪」とかに問われかねない。
そのくらい、びっくりするくらいしょぼかった簡素な造りだった。特別な技術はツィーターコラムにはないと言っても過言ではない。
強いて言うなら構造そのもの以外特別ではない。特別な線でも、特別な半田付けでもない。
これが200万を超えるスピーカーの内側か!?と苦笑いするしかなかった。線材は多分ベルデンだね、とロッサ氏は言っていた。
ベルデンに文句があるわけではない。4343だって100万を超えるスピーカーながらベルデン(推定)の線使ってるし。


ま、まあツィーターコラムの構造自体はそれなりに気に入った。あそこまで簡素な造りで居ながら「ぱっと見凄いスピーカー」だと思えるものはない。
上下で22個のツィーターを同調させるために、考えられた設計だ、とは思う。でもそれだけだな。
それに、なんとなく持って行ったCDを片側だけ聴かせてもらったが、なんか一個一個のツィーターの出てる音量が違うような気がするんだ・・・
配線の仕方が単純に直列して並列するだけの圧倒的簡素なモノだから・・・か?それ以外考えられないが・・・もしかして、そんなに深く考えてないのだろうか?
俺はてっきり、「一個一個すべてにコンデンサー入れてやったぜ!しかも選別部品でな!!」くらいやってるのかと思ってたんだが・・・


・・・つ、ツィーターコラムの自作は現時点での我々にも可能である。としか思えない・・・
半分冗談で「V-03がラインアレーだぜ!」とか言ってたけど、応用・発展をすれば完全なラインアレーの製作は容易いだろう。
フルレンジユニットを使用して、「中音域からもラインアレーだぜ!!」とか妄想していたいのだが、その妄想は「そんなに簡単じゃないよね・・・」
って〆てたけど、多分可能だわこれ。まあ、問題は低音部分をどういう説得力のある音にするかだろうけど、その程度しか障壁となる壁がなさそうな気がする・・・





まあでも、低音はすごかったな。ありゃあ真似すんのは難しいわ。どういう理屈でそこまで深い低音になるのか皆目見当もつかん。
ツィーターコラムも、裏側を忘れて聴けば、まあ面白いシステムだと思うし。総じて裏側を見てはいけないスピーカーなんだろうな。