し、

少しだけ気が向いたので、師匠にあいさつに行ってみた。割と元気そうだった。


今日確信したんだが、
「自分はマッキンを使っているんだ」という感じが薄い、もしくは無いんだろうなと感じた。
師匠やロッサ氏はマッキンを使っている感が全身から滲みだしているようで、実にむさ苦しいことこのうえないのだが、
それはパワーアンプとスピーカーがマッキントッシュのものだ、というのが大きいと思う。
それに対して私はと言うと、やはり「JBLを使ってるな」というのが先に立っている気がする。
スピーカー6割・パワーアンプ3割・ほか1割といった具合で批准しているように思う。


これは、普通に音楽を聴く上でとくに意識する必要がない事柄ではあるのだが、
音響調整を煮詰めていく人間にとっては、この意識のずれは結構リアルな問題になる。
というのも、今日久しぶりに師匠の音楽を聴いてきたわけだが、
XRTの音と4343の音、それぞれに特徴があるわけで、つまるところ私に
マッキン率が高い音楽観を語られても同意しかねる部分がある、と云う事だ。


別に反駁するつもりはないのだけれど、最終的に行き付く先は
”XRTをはじめとするマッキンスピーカーと4343などのJBLスピーカーのどちらが上か?”
となるんじゃねーかなーと思ってしまうのだった。個人的には優劣などないと思うのだが、
値段や希少性・難易度と云った条件を加味すると、やはり話は縺れるだろう。
もしこの議題が酒の席で出たら・・いや、師匠なら何度もそういう話になることはあるんだろうが、
可能ならそういう場に巻き込まれたくはないな。