革命は楽しいか?

結論から言えば革命は楽しくない。まったくもって楽しくない。
革命的な変化というのは、勝手に起きる現象だった。革命を起こそうと尽力している人間というのは少数の人間であり、
実際にもたらされるのは変化であって恩恵ではなかった。


で、その変化というのもまた厄介なものだった。ある時を境に全てのものが過去のものになる。これは革命というよりは悪夢と言っても良いかもしれない。
革命に対応した行動をとれない人間にとっては悪夢だろう。私にとっては革命であったことが、唯一の救いだった。