荷台に箱を取り付けた。

原付で旅をしよう。そう彼は言った。

その計画は私が原付免許を取得する所から始まる。文句を言いながら慣れない勉強をした。
その計画は私たちが原付を買うところから動き出す。金が無いのは双方同じなのに馬鹿げた話だと思う。
その計画は夏と言う地獄みたいな暑さの中で成長しつづけ、秋と言う実りの季節に芽吹いた・・・



いや、活動する上での温度が適温になっただけの話である。


そして始めの言葉に話は戻る。
「原付で旅をしよう」
こんな与太話に付き合うのは俺くらいのもんだ!と心底思うが、
もっと可笑しな与太話に付き合せている事実を客観視すると文句もあまり言えた立場にないのである。
それは俺だってバイクの免許くらいとってもいいなーと思ったのは事実だし乗ったら意外と面白いし悪い話ではなかったけどそれだけで(以下略)



そんなこんなで、私はマグナ50と言うバイクを選んだ。トップ画になってる白いバイクである。(これが実に高かったのだと言うのはあまり人には言いふらしたくない)
そして彼...いやロッサ氏なのだが、彼はベンリィと言うバイクをかったCD50と言う渋い奴だ。上の写真の。
その二台でどこまで行く?と言うのが今回のお噺になるわけだ。


先に一言断っておく。
奴は日本一周を目論んでいるかもしれない。と。


前書きが長くなったが、ロッサ氏のベンリィに箱を取り付ける、と言う話である。
部品の調達にホームセンターを3件梯子し、2時間かけて取り付けを終えたのだからもうそれだけでちょっとおなかいっぱいです。以下が今回の具材。

この箱を荷台に取り付けます。鉄板であり王道ですね。携行缶の調達をしているあたりがマジである。
袋の中の赤い缶は小型消火器である。これが実にキナ臭い・・・

人間と言うのは実に単純な生き物だと言わざるを得ない。なぜか
彼、非常に楽しそうだもの。そりゃやりたいことやれば楽しいに決まってます。
面白い事をやろうぜ、と言う話なのでこれはいい状態ですけど・・・(仮にこれが厭々やってたら俺はキレていいと思う。)


そして彼のバイクは郵便配達(個人)みたいな感じになりました。「これでどこでも行けるぜ!」なんて息巻いてるわけですが、
彼のバイクにはまだ積載の余地があることを宣言します。重いもんはベンリィに積みましょ。



なぜ私がこのような長い話を一気にしたかというと、長距離ツーリングが明日に迫っているからです。(日本一周ではないが)
ちなみに上記の作業は昨日しました。更に言うと日取り等のセッティングを行ったのは一昨日です。
日帰りの予定ですが、話はどう転ぶかわかりません。最悪はどこかで一泊する覚悟で行かねば。(民宿みたいな所を探そう。最悪野宿・・・)
ちなみに、此間新幹線に乗って東京に行くよりも長い時間バイクに乗らなきゃならんらしいです。もう一度言います明日です。





この頃過激な遊びが続きすぎている気がしてならない・・・日のあたらない部屋で模型作りに勤しみたい・・・