新・スピーカーの話4

いよいよ前面塗装を控えて、自分で出来ることは全てしておこうと思いました。
(注意事項・今回も一歩間違えればユニットを損壊させるような手法でのリペアとなっています真似する人は少ないでしょうが自己責任でお願いします)


先ず、ユニットの手入れ。金属面に乗った青色を落としていきます。
お座成りなマスキングのお陰でちょこちょことはみ出ています。
模型でおなじみのツールクリーナーを染み込ませた綿棒で擦り、一件落着。
勝手な推測で、壁面には無塗装だと思っていたんですが綿棒にグレーが乗っていました。
どうやら壁面には塗装してあるみたいです。汚れとか反射とかで装着時には気づかなかった。
ツールクリーナーだと一緒に溶けますので注意を厳として作業します。
幸い、かなり厚い塗装だったため、下地まで達することはありませんでした。


トップのシルバーの面は非常に悩みました。経年劣化で少々よれが目立ちます。
ミッドバスのほうは大体許容範囲なのですがウーファーが微妙です。
ヘアライン仕上げが「手を出すな」と言っているようで触りがたいですが、ウーファーはやや汚れが目立つので
800番の紙やすりで慎重に削ってみました。
これ以上削るとミッドバスとの辻褄が合わなくなりそうなので適度な頃合で手を止めます。
最後に、これは完全に手癖になりそうな確認、「バッフル裏側の爪付きナットの確認」
をしてからユニットの取り付けをします。いや、あれはトラウマだ・・・


と言うわけで、一人で作業した記念すべき一日でした。流石にインシュレーターだけは手を借りたけど。
細工は上々だ。これで前面塗装に向けての準備が終わったと言っても過言ではないのだから。
やや不安もあるものの、まあなんとかなるだろうくらいの気構えで立ち向かいます。だって音には関係ないのだから。


・追記
最後に一つだけ重要なことを記しておきます。
ツールクリーナーだとユニットのエッジが溶ける可能性があります。もしそうなればエッジの張替えが必要かと思います。
そんな馬鹿げたことにならないように細心の注意を払って作業しております。
「適当に手を入れて壊れたから責任取れ」とか言われても一切対応できないことを最後に記しておきます。