凄い低音だった

一般家庭に38センチウーファーは4つも要らないことを再確認した。
結局、旨みを残しつつ削ることによってなんとか形を保った。


中音がどこに行ったのかわからないような不思議な感覚に襲われた。
声の上と下は繋がっているので間違いではない。が、聞き取れない。
中音はまあ、一度頭を冷やしてから聴き直すしかないですね。でもたぶんこんなもんだと思う。


今回はより大音量に耐えるようにセッティングを行った。
単純にでかい音量でセッティングすることによって達成するだろうと思っているので、
もしかしたら思い違いをしていて足元を掬われることになるかもしれない。そうなったらなったときと思うしかない。
例えるならこれまで6500回転でレッドゾーンだったものを8000回転まで回しても崩壊しない程度になった。
これをウーファー・ミッド増やしてドライバーとツィーターに倍の働きをさせて実現しているのだからそりゃあとてもマッシブである。
でもなんか上と下がばらけるような感じが無きにしも非ずと云った具合だ。
盤にもよるのだろうけれども低音の質感と高音の質感に差異を感じる。単純にドライバーの設定を誤っているのだろうか?
絞ったり開いたり一通りやってみたんだが、あまり芳しい結果は上がってない。まあまあなところで押さえるしかないか。


サブミッドバスでやった技術の応用を再現しようと思ったのだが、適当なところを発見したのでそこを落としどころとした。
4343の中音設定を厳密にやって、それと同じようにニコメも合わせる。それに2420を適量加え、最後に2405で整える。
これが基礎で、この時点で良い線が出ないと不味い。
それから応用として、ニコメのミッドバスを開いて行った。その時中音が聴こえ辛くなってた辺りと被った。
あんまりニコメのミッドバスを開きすぎると4343の音と喧嘩しだすので注意だ。ボーカルがニコメのミッドバスと4343のドライバーで
バラバラに聴こえ始めると臨界点だ。この時ミッドバスに手を入れるのではなくドライバーに手を入れるとボーカルのサ行が苦しくなる傾向にあるので
素直にミッドバスを絞ろう。一度臨界点を経験していると適切な距離感を掴みやすいと思う。


最後に、アンプのトーンコントロールを触って上から下まで全部動く感覚を観てから一番気に入った位置で止める。
昔は「トーンコントロールなんていらねーだろ」と過小評価していたのだが、ここ一年くらい「どうも違うぞ?」
と認識を改めて改めて、という状態になっている。「これが二つも付いているなんて、それだけで普通はもう十分だぜ?」というのが今の認識だ。
世の中は発見で溢れている。発見できない自分を発見した辺りから何かが変わると思う。