最近の音楽

模型熱が極めて熱い今日この頃である。そんな折に
「音楽を怠けるんじゃねえ!」
とロッサ氏に喝を入れられてしまったので、ちょっと真面目に音楽をすることにした。


ある程度のセッティングが出て幾久しく、
「これだけ揃ってるのに手を入れるのも勿体ない」
保守的な理屈を並べる腑抜けになり果てていたのだが一念発起である。
なにもこれで完成したわけではない。人生に於ける音楽がこれが完成なわけがない。


とは言ったものの、ある程度の完成度を保った部屋においてやることと言えば特にない。
本当に何も思いつかなかったので、これまで手を付けていなかった辺りから手を付けることにした。
先ずケーブルだ。私はケーブルに関して全く拘らないことに決めていた。
電線病というのは実に見苦しい物だし、というのが論拠となるわけだが、
これ以上の完成度を狙うためには雑然とした配線では限界がある。と云うか今が限界に近いだろう。
と云うわけで出所不明の100円ケーブルなどを廃することにした。


百万を超える機材を使っていて100円の線はどうなの?
というよりギャグを通り越して虚言に聴こえるだろうがこれはマジだ。
私にとってケーブルとは電気が通れば何でもいいし、多少長くても問題ないのだ。
だからって100円の線とか5mのラインケーブルとかを使っているのもどうかというわけで、
何か手を打とうと決めたのだ。


しかしながらケーブルって高い。品質のいいものが高いのは世の理ではあるのだが、
ケーブルに関しては理からはみ出した代物であるのは間違いない。ケーブルの理が電気を通すことだと
考えている程度のところからは脱却したものの、いざ買うとなると極めて高い。





こういう時、私が何を考えて何を実行に移すかというのは付き合いの長い人間なら察することが出来る。
いや、金の掛からない道を歩むってなると道は殆ど無いんだぜ?