苦戦苦闘

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第一印象で語るなら、コイツは”メカニカルな玩具”だ。つまり、あんまり役に立たない。
いや、音はそれなりのものが再生されている。とくにさり気ない表現は、
CDプレイヤーで再現するのは簡単には出ない”さり気なさ”が存在している。
それは値段から考えてもかなり安いと言える。トランスポートですら再現の難しい
一般的なトランスポート(トランスポートは一般的ではない)の何割くらいの額だろうか?
仮に中古で一組30万としても、約1/10の貨幣価値で実現している点にかんしては関心する。


しかし、操作がえらく面倒に感じるのは、ジェネレーションギャップと云う奴だろうか?
スマホが嫌いな人間がスマホが無ければ音楽の聴けないシステムを構築するものじゃない。
そりゃあ?まだ若い方なんだし操作くらいできるさ。できるけどね?そういう話ではない。


CDは凄い代物だったのだ。非常に気楽なアイテムだったのだ。
レコードほど神経質なセッティングを要することもなく、誰でも音楽を再生できる。
「トレイの開閉機構がぶっ壊れたら終わりじゃね?ピックアップにも寿命あるじゃん」
と意味もなく反駁していた頃が懐かしい。それら全ての構造的弱点が、音楽側からロートルな人間への
最大限の譲歩なのだ。


ゴッド「幾許かの構造的弱点を許容してくれれば、CDと言うツールを授けよう。
スマホで操作出来るならPCオーディオと言う手もあるぞい」