電源ケーブルに答えがあるのか考えてみる 2

と云った理由で私はあらゆるケーブルに金を掛けるのが嫌いです。
格なんてものを気にせずに音楽ライフをエンジョイしましょう。



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だが、理想のケーブルってのは在ると思わないか?
その一石を投じる切欠を、たまたま貰ったので考えてみる。
先ほどの記事の写真のプラグはクソ高い・・・?
正式な型番がよくわからないのだが、一万程度の高級プラグである。
なぜこんなものが私の手元にあるのか?
そんなものは勘の良い読者なら気付いているだろうからわざわざ言及しないが、
私の手元にあると完全に場違い感がパない。が、まずは特徴を挙げてみよう。


コンセントのブレードに使われている金属も違うのだろう。
なんでこんなに無駄な意匠が施されているのか謎なのだが、
何より驚くのがプラグの重量だ。重い。


・・・振動に対して重さで戦いを挑む系のアイテムだこれ。




重量で振動に対しての耐性を上げる、というのは私のサウンドコンセプトに反する。もうそれ以上語るのも億劫だが、敢えて少しだけ語ってみようと思う。
この振動という問題に対して、軽くて小さいことで振動への対策を施すというのが私のコンセプトに近い。
が、それもこれも使い分けが必要な話だ。全てを軽くすると出てくる音に重みがなく、
すべてを重くすれば、やはり出てくる音に軽さがなくなる。本当に使い分けなのだ。


で、使い分ける場合に電源ケーブルに対して重量は要らない。これが私の見出した答えだ。
勿論重さで勝負することも不可能ではない。その場合は、プラグ自体の咬合力で決まる(と、思う)。
普通のオーディオ機材IECコネクターで、この重量のものを支えるのはちょっと心許ないだろう。(描写が遅れたが、反対側もこんな感じのデカ物がついてる)
支えを使うにしたって、その支えから振動が乗れば結局のところ無駄である。純金のインゴットでも咬ませられるのであれば別だが、そんなアホは居らんだろう。
どうしたってコンセント類が振動を受けにくい形を求めるならコンパクト化だろう。そうなれば、線の太さだって問題にならない。
線は、太くても良い。だが、正当な理由もなく太さだけで語ることは品格に欠けると言わざるを得ない。


となると後は材質というのが最後の砦となるわけだ。これだけは何とも言えないね。
「○○の材質の音がいい」と言われても、「そうか」くらいしか言うことが出来ない、完全自己満足の世界である。



この分野における最適解は「付属のケーブルでいいじゃん!」ってことになる。
いや、付属のケーブルにどう問題点があるのか語ることが出来ないのなら、やる必要はないよ。まじで。
だが、コネクター類の咬合力については一考の価値はある。とだけ付け加えておこう。